プログラムの構築やテストなどを主な仕事とするSEの収入はキャリアと実績で変わってくる。この仕事の平均年収は30歳で500万円前後、40歳をこえれば700万円近い年収を稼ぐことも可能だ。
SEとして収入アップを考える場合の有効な手段の一つはスキルを磨くことだ。IT企業は実力主義が多く、スキルが高ければ年収がアップする可能性がある。高めるスキルとしては、技術力やマネジメントスキルは当然として、表現力もお勧めだ。SEはクライアントとよくコミュニケーションを取るが、ITの知識がないクライアントもいる。そういうときは知識がなくても理解できる表現を駆使して説明しなければならない。クライアントの要望を開発チームに伝えるときも表現力が必要になる。正確に伝えクライアントが望むシステムを開発できれば評価も高くなるため、表現力はあった方が良いだろう。
※参考情報：SEにこそ表現力は必要！？
また転職でも収入を高めることができる。社員に対する評価は会社によって様々で、中には自分の能力に対して正当に評価をしてもらえないケースもある。こうした企業では、どんなに努力をしても出世や昇給をするのが難しいのが実情だ。転職をすることで年収が数十万円以上アップする事例もあるので、不満を感じた時は思い切って転職に踏み切ることが重要と言える。
そのほか、フリーランスへ転身するのも有効な手段の一つに挙げられる。フリーランスは文字通り仕事の受注から契約まで全て自分でこなす働き方となので案件に対する報酬は交渉次第だ。エンジニアとしての実力に自信があれば強気に交渉を進めることも可能なので、平均以上の収入が期待できる。